お肌のpH値と肌荒れ

美しい肌を保つためには皮脂膜の形成が

とても重要であることは以前お伝えしました。

pH（ペーハー）とは、水素イオン濃度指数のことで、

その物質が酸性であるか、アルカリ性であるかを、

具体的な指数によって表したものです。

皮膚のpHは、皮膚そのもののpHではなく、
一般的には、皮膚表面を薄く覆っている皮脂膜
のことを指しているのです。

お肌のpH値と肌荒れの関係

健康な皮膚の皮脂膜はpH4.5～6.5の弱酸性です。

皮膚のpH値は個人差が大きいですが、

脂性肌の場合は酸性に傾き、乾燥肌の場合は、
アルカリ性に傾きやすいのです。

また、温度や湿度の低下や年齢を重ねるとともに

アルカリ性に傾き、湿疹や皮膚炎などになりやすくなります。

このpHバランスが崩れるとニキビや乾燥、炎症
などのトラブルを引き起こす原因になるということです。

シミがＴゾーンに出来にくいのは、
皮脂の分泌が多く皮脂膜が紫外線から守って
くれるからです。

すなわち、頬やこめかみにシミが出来やすい
のは、皮脂分泌が少ないためということなのです。