皮膚常在菌って何?

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皮膚常在菌って何?

2019/12/08 皮膚常在菌って何?

常在菌とは

腸内環境(フローラ)に「善玉菌」「日和見菌」「悪玉菌」

が存在することはよくご存じだと思います。

 

皮膚にも常に存在する微生物である「常在菌」と呼ばれる菌

が存在します。

皮膚には腸内に次いで1000種相当の菌種が棲んでいるそうです。

 

おかあさんのお腹の中にいるときは、菌がついていませんが、

生まれると直ぐに皮膚の表面に細菌がつきます。

 

その後、細菌の持つ酵素が、皮膚の脂を分解して、

脂肪酸をつくり、皮膚を酸性に保っているのです。

 

常在菌の種類

 

 

【代表的な皮膚常在菌の役割】

 

表皮ブドウ球菌
皮膚表面や毛穴に存在し、

汗や皮脂を餌にしてグリセリンや脂肪酸をつくり出します。

グリセリンは保湿とともにバリア機能を高め、

脂肪酸は肌を弱酸性に保つ働きをします。

 

 

アクネ菌

過剰に増殖するとニキビの原因になる菌です。

毛穴や皮脂腺に存在し、

皮脂をエサにして脂肪酸やプロピオン酸をつくり出します。

これによって皮膚が弱酸性に保たれ、悪玉菌の増殖を抑えます。

 

 

黄色ブドウ球菌

皮膚表面や皮脂腺に存在し、

存在するだけでは問題はないのですが、

皮膚がアルカリ性に傾くと増殖して肌荒れや

皮膚炎などのトラブルを起こします。

 

 

この常在菌が美肌にどのように作用するのか

次回お伝えしたいと思います。

 

 

 

 

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